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偉大な投資家たち

■ ウォーマックさん

男は仕事の片手間に株の売買を始めた。

年末には毎年決まって損が出た。

テクニカル分析、ファンダメンタルズ分析など、あらゆる手法を試してみたが、どれもうまくいかなかった。

株価が高騰し、みんなが大儲けした年でさえ損をしたのだ。

ある日、証券会社の店頭にいた男は、度重なる失敗にひどく落ち込んでいた。

その時、顔見知りの証券マンが浮かない顔つきの男を見て声をかけてきた。

「株で損をしたことがないお客がいるんだ。会ってみるかい」

証券マンは一番遠いカウンターに座っているコート姿の人物を指差した。

「損をしたことがない?」男はびっくりした。

「そうだ。俺は彼の口座を40年間担当してきたんだ」

そして証券マンは親切に

「話をしたいなら急いだほうがいい。彼は買うとき以外は何年かに一度しか来ないんだ」と言ってくれた。

彼の名前はウォーマックさん。

田舎で米作と養豚をやっている。

男はウォーマックさんに自己紹介をし、ひとしきりの世間話をしながら、だんだんと株の方へ話をもっていった。

意外なことにウォーマックさんは株のことを喜んで話してくれた。

ポケットから今売ったばかりの株のリストを男に見せた。

男は自分の目を疑った。

彼は全体で50%以上の値上がり益を出していたのだ。

30種類の銘柄のうち、暴落した1銘柄を除いて、2倍、3倍、中には6倍になったものまであった。

ウォーマックさんの手法は極めて単純だった。

相場が低迷して安値を更新し、相場が更に下がるだろうという観測が出るようになると、株価が10ドルに以下に落ち込んでしまった銘柄を30ほど選ぶのだ。

ちゃんと利益を出し配当を払っている銘柄に限る。

そして、町にやってきて2万5千ドル分のパッケージを購入するのだ。

そして、何年か後、株価が再び活況を取り戻し、相場がさらに上昇するだろうという観測が出るようになると、彼は再び街へやってきて、そのパッケージを全部売却する。

ウォーマックさんによれば株を買うのはトラック一杯の豚を買うのと同じことだという。

豚肉市場が低調な時に安く買っておけばおくほど、市場が活況を取り戻した時の儲けが膨らむのと同じである。

そして、彼は、買う時にはナンピン買いはやめておけという格言を一切無視した。

実際、相場が暴落した時に、すでに買っていたパッケージに加えてさらに2万5千ドルをつぎ込み、その後大儲けしたのだ。

ウォーマックさんはまた、株取引を頻繁にやっても儲からないことも教えてくれた。

米をしょっちゅう栽培しても無駄なのと同じことだ。

ウォーマックさんに出会ったお陰で、投資に対する男の姿勢は根本的に変わった。

そして、それ以来、男はずっと利益を出している。

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この話、本当に気に入っています。仕事を持つ人の正しい投資法ですね
「チャールズ・エリスが選ぶ大投資家の名言」より
「ウォーマックさんの成功の秘密」に基づき編集・要約しました

竹田和平
ウォーレン・バフェット
ジム・ロジャース
ピーター・リンチ
ジョージ・ソロス
ウォーマックさん



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